ゲーム不足が深刻!これを招いた半導体不足問題とは?
半導体不足問題はテクノロジーが進む現代の世界的な大問題です。この記事は、ゲームの品薄を招いているこの問題はなぜ起きているのか、どんな影響があるのかについての簡単なまとめ記事です。
なぜゲーム機不足になった?
ゲーム機が届かない、品薄ですぐに売れ切れてしまうといったゲーム機不足の問題が2021年秋頃より大きくなり、子供のクリスマスプレゼントの定番であるゲームが買えないことによりかなりの人々、特に子供を持つ親世代を困惑させました。また、各ゲーム会社も販売減による大きなダメージを受けました。それはゲーム機に搭載される半導体が不足していることが原因です。また、転売ヤーによる転売の横行がさらにこのゲーム機不足を加速させました。
なぜ半導体が不足している?
2019年以降、新型コロナウイルスにより、世界中でさまざまなヒト、モノ、コトがその影響を受けました。半導体不足を加速させたのもコロナウイルスの影響により、リモートワークやオンライン授業が一般的になり多くの会社や人がパソコン、スマートフォン、キーボード、マウスなどといった電子機器を購入し、それによって半導体を代表するトランジスタやダイオード、LEDなどを含む多くの半導体の需要が急速に上がりすぎたことであると言われています。
元々、アメリカと中国の間の経済摩擦の影響で輸入が禁止され、大きな輸入元であった中国からの半導体が入手できなくなったことにより半導体不足問題は懸念されていましたが、コロナウイルスによる加速によってそれが顕著になりました。
ゲーム以外の業界にはどんな影響?いつまで続く?
半導体は身の回りのあらゆる電子機器、それに加えて飛行機や自動車にも使われています。
中でも、EV(電気自動車)の人気が高まりつつあることもあり、自動車業界はこの半導体不足の影響を大きく受けており、トヨタの工場で一部の車種の生産ラインが1つ停止することが発表されるなどから、その深刻さが見受けられます。
半導体不足は2024年まで続くのではないかとされていましたが、一部では今年の後半には解消し調整局面へ向かうとも言われています。今後の動向に目が離せません。